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  • minami

キリンと口紅

4/13(水)


妹とドラッグストアに行く夢を見る。口紅を買いたいけど、似合う色がわからない。これは本当の話で、私はいまだに自分に似合う紅の色を知らない。赤は激しすぎ、オレンジは奇抜すぎ、ピンクもなんかわざとらしくなる。仕方なく赤とピンクの間のナチュラルっぽいやつを買っても、結局しっくりこないまま33歳。夢の中でも同じように、赤だめ、オレンジだめ、ピンクだめとやっていって、じゃあこれは?と塗ってみた色を妹に「違うね」と言われていた。他人も唇に塗ったかもしれないテスターをこんなに使って、コロナ大丈夫なの?という不安も夢の中にあった。眠りながら、マスクするから口紅買ってもしょうがないか、とも考えた。実際に現実の世界でも、ちょっとほしいけど似合わないし使わないだろうなという口紅がある。


リニューアル後のラジオ原稿作りに少し慣れてきて、思っていた半分の時間で完成させることができた。そのほかの作業もトントン拍子に進んで、13時くらいにちょっと暇になる。

15時から打ち合わせ。「藤岡さんって歓迎されているのに自分だけすごい引いている、ってことが多いですね」と言われ、するどいと思った。画面共有された先方のWordに「歓迎されているのに引いている」というメモが打ち込まれていく。なんだそのメモ。


毎日ちまちま進めているゲラ修正。この文章たちが世に出ても大丈夫なのか。10年後に子どもが読んでどう思うか。どうだろう。慎重すぎるぐらい慎重にいきたい。


サーモンのお寿司を食べる。おいしいけれど、醤油と酢飯をしょっぱく感じた。

王子動物園で19年ぶりに生まれた子どものキリン「ひまわり」が、岩手サファリパークへの輸送中に亡くなったというニュースを目にする。頭の中に、鉄製の箱のなかで首を曲げておとなしくしているキリンを思い浮かべる。苦しい。



これは群馬サファリパークのキリン


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