世界中の爆弾が花火に変わったら
- shiori
- 2022年2月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年3月1日
2/27(日)晴 コートを脱いで鎌倉を歩く陽気
朝、日曜報道で橋下徹と安倍晋三が敵基地攻撃能力を高めなくてはならないと意見一致を確認している。いかなる攻撃も暴力。暴力を「能力」と言い換える大人を信じられない。
「非核三原則の見直しを」と平然と語ることがゆるされ、一気にその声が受け入れられてしまいそうな空気に息が詰まる。途中速報が入り、北朝鮮が今年8回目のミサイルを発射。着実にその日も近づいている。暴力のレベルを高めるのではなく、対話する能力を高めることに力を尽くしたい。
邦人擁護といった口実の戦争のはじめ方も、軍事介入して傀儡国家の独立承認のやり方も、既視感がある。
山口勝弘展『日記』に見る(1945-1955)を薫ちゃんと観に行く。山口が書いた日記18冊が入っていた青い道具箱には、『ノスタル爺やの思い出話』と書かれていた。
山口の個展に寄せた瀧口修造のことばがまたやさしく。
おばちゃん、熱下がり、酸素なしで復活の兆し。細い身体でよく耐えた…
夜、みなみとmtg。戦争の話がほぼ。
明後日3月1日は、ビキニ・デー。核犠牲者追悼記念日。
ロシア軍の核兵器抑止力部隊、厳戒態勢の報せにまた無力感が襲ってくるのを防ごうと努める。
来月からロシアで暮らす友人は、子どもたちにロシアが戦争をはじめたとはまだ言えないと言っていた。
テレビでウクライナ在住のお父さんが、爆発音が聞こえるたび、子どもたちには花火だと伝えているから家の中の雰囲気は明るいと言っていた。
世界中の爆弾が花火に変わったら、きっと戦争はなくなる。山下清のことばを唱える。
2時に目覚める。地震で机の下に隠れ、白い壁にコーヒーをこぼす夢を見た。