新しい形のお墓参り
- shiori
- 2021年10月10日
- 読了時間: 2分
大叔父の一周忌と曽祖母の四十三回忌。
母が古いアルバムからポートレート写真を取り出し、遺影にした写真を見て「おばあちゃん」と呼んだのを聞いて、そうか、このおばあちゃんは私の曽祖母なのかと気づく。
母方の祖母は、私が生まれる前に他界しているから、母方の先祖の歴史を聞く機会が今までなかった。晩年、祖母の兄である大叔父に、戦争体験や昔の話を聴く過程で、登米に故郷があることを知った。一周忌を前に、大叔父に頼まれていた墓じまいを昨日無事に終えられてよかった。
お経とお墓参りで20分足らず。
歴史あるお寺が提唱する新しい形のお墓は、快適な空間でインスタントにお墓参りができることが売りだけれど、それにしても呆気ないなと最初はなかなか慣れなかった。
いつ行っても綺麗なお花が飾られていて、冷暖房完備でお茶もセルフで飲める。(コロナ禍はお茶のサーバーは使用禁止)受付番号が呼ばれたら、お焼香をあげ、扉を押すボタンに触れる以外、非接触ですべてが終わるお墓参りは、感染症の世の中で今後より受け入れられるのかもしれない。
曽祖母の戒名が大叔父より長いのは、日蓮宗だから。
次男の大叔父は、このお寺のお墓を自分で買ったから浄土真宗になった。
戒名といえば、生前、戒名を自分でつくってこの世を去った祖父の話で懐かしむ。
祖父が気に入って選んだ戒名には使わない漢字があるとか、なんとか、色々と受け入れられない理由を言われてお坊さんと大揉めした。結局、どうしたんだっけ?故人の遺言なのでと祖父の希望通りの戒名で通し、お金は支払い、なんとか丸くおさめたんだっけ?7年前のことを叔父も母もよく憶えていない。
お坊さんの説法を聞くのが好き。
でも、あんまりここのお寺のお坊さんは、話が上手じゃない。
今日のお坊さんの話で分かったこと。
阿弥陀さまは、誰ひとり見捨てない。

河北新報の速報。
仙台で一人感染、市外ではゼロ。
激減の理由を知りたい。