• shiori

雨上がりの間に

8月7日(土)

遅刻だ!と思い、飛び起きる。まだ6時。

今日は何曜日?土曜日。もう一眠りした後、ベッドからソファへと場所を変え、起きては寝てを繰り返してから朝ごはんを食べる。昨日と今日の新聞をざっと読む。

首相が広島の平和記念式典のあいさつで原稿の一部を読み飛ばした。おとといは「テレワーク“不要不急の外出”の徹底」という真逆のメッセージを発した。疲れや発信力不足とメディアは伝えているけれど、矛盾した政策が、矛盾したことばを生んでいる、ということなのではないか。数日前、ヤフコメでオリンピックにまつわる政府のメッセージをすべて「帰省」に置き換えてみたことで、いかに矛盾しているメッセージを発しているのかを明らかにしていた。

「中止の考えはない。強い警戒感を持って帰省に臨む」

「家族に感動を与えたい。帰省はコロナ禍収束の希望の光」

「(帰省について)政府は反発するだろうが、時間が経てば忘れるだろう」

矛盾した行動を作り上げるのも、暴くのも、ことば。


落花生、ジャンポピーマンのプランターに土を増量。水をやる。

今夜から近づく台風に備えて、スーパーへ買い出し。

店を出ようとすると、ザーザー降りの雨。向かいの書店でしばし雨宿り。

矢部太郎「ぼくのお父さん」を読む。ゴーイングマイウェイなお父さんと太郎少年。似ていないはずのふたりが、自作の「絵本」と「漫画」を介して重なっていく。やさしい色と物語の世界から戻ると、小雨に変わっている。次のスコールの前に、急ぎ自転車で帰る。


14時、秋葉原の貸し会議室で「なぜ戦争をえがくのか」壁新聞第二弾制作。

岡田さんがほとんど仕上げてくださっていたので、1時間半で終了。雨が上がっている間に、今野書店へ。

天気が悪い一日でも、お客さんは今日も賑わっている。

レジの前に人が並ぶ光景が、今野書店ではあたり前であることにいまだ驚いてしまう。

「今日もかなり売れていますよ」と書店員さんに教えてもらう。会期が一週間延びたのも本当にありがたい。西荻窪在住の平松洋子さんが来店されて、ご挨拶をさせていただく。壁新聞の柳下さんのイラストを見て、柳下さんだとわかってもらえたことを隣にいた岡田さんがうれしそう。いちばん描きやすかった人物らしい。「今日から少しずつ読ませていただきます」と平松さんは本を購入してくださった。こんなことが今日起こるなんて。雨上がりに、虹がかかったよう。


レジが空いている隙を見て、畑澤聖悟さん推薦本・井上ひさし「少年口伝隊一九四五」と遠藤薫さん推薦本・黒木夏美「バナナの皮はなぜすべるのか?」を購入。「少年口伝隊」はギフト包装してもらい、野母崎小学校5年生へ贈る。


フェア台の前で立ち止まってくれた方と話をしていたら、あっという間に19時。

ふと、お客さんが「なぜ戦争をえがくのか」以外の本を手に取る確率が多かったことを考える。フリーペーパーや壁新聞があっても、「なぜ戦争をえがくのか」という本のフェア棚であることが、もしかしたら伝わっていないのかもしれない。

後藤さんが「書影を吊るすなどしたい」とメールに書いていた意味がようやくわかる。慌てて岡田さんの書影原画イラストをクリアファイルから抜き出し、岡田さんがA3コピーしてきてくれる。ボードに貼り付け、壁新聞横に設置。

これで、この本のフェアであることが少しは伝わりやすくなったのでは?

でも、本も売れて少なくなってきて、平積みにしているだけではまだ目立たない。スタンドを借りて、棚に一列に並ばせてみる。うん、これできっとこの本のフェアであることがわかる。


帰宅して、月曜速達で出す書類作成の続きに取り掛かるはずが、ベッドに倒れこむ。

日付が変わってしまった。今日の日記を明日書くとしたら、また日付が変わるだろうと見込み、日記だけは書いて寝ることにする。

雨の音が大きくなってきた。日本より3時間早いマーシャルは、5時13分。夜明け。

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