12/31(金)晴のち雪のち曇り
映画『MONOS 猿と呼ばれし者たち』をアップリンク吉祥寺で観る。
ロビーに座る人、人、人。年の瀬に映画を観る人、意外に多いんだな。
来年は『keememej』の舞台挨拶ができたらいい。
14時半、一瞬、雪が舞った。
18時、弟が帰ってきて、配信とテレビ、両方からプロレスの中継と番組をリビングで見ている。去年の彼は、クリスマスから高熱を出し、深夜の診療を受診してもPCR検査をしてもらえず、三つめの病院でPCRの許可が下りるも、レンタカーを借りて自分で運転して検査を受けに行くという災難な年の瀬を送っていた。今年は元気にプロレスを見れている風景が、とてつもなく平和に思える。夜ご飯を食べたら帰るというから、寒いし明日帰りな、と母と引き留めて成功。30年前くらいに母が着ていたお古すぎる大きめの黄色いパジャマをお風呂上がりに着ている。着ぐるみっぽい。
20時半 終わらない部屋の片付け。今日のうちに終わらないこと確定となり、潔く諦める。
21時半 なべげん配信劇場第2回『ヤナギダアキラ最期の日』、オンラインで駆け込み観劇。メインキャストの俳優の命日から配信を開始して、今日の0時まで。ポスト・パフォーマンストークまで間に合ってよかった。これ以上の年の瀬の過ごし方はなかった。
***
写真は、2020年3月31日(火)にコロナ禍の日々を記そうと決意した夜に書いた日記。
2020年8月13日に映画館で『もののけ姫』を観た日記が最後。
「アシタカは好きだけど、森で生きることを選んだサン。たたら場での暮らしを送りながら、会いに行くよというアシタカ。共に生きるって、そういうことだよな、ということも、今だからわかる。消費されないように、怒りをしっかりと描いているからこそ、時を超えて届く。むしろ今の方がより深く受け取ったと感じられる。」
なんだか、昨日のみなみの日記とも重なる気がして、面白い。
2021年5月16日から、一日交代でみなみと日記を綴ることが習慣化できている。
2021年、新しいことに挑戦してよかったことの中でも、日記の習慣化に成功したことは本当にうれしい。ひとりではできない、尊い習慣。
日記を書いていなかったら、2020年と2021年が、なんだか同じように過ぎてしまったと感じていたと思う。
今日と同じ明日はないように、明日と同じ今日もないことを知った。
その日のうちに言葉にすることが難しくて、考え込んでしまう日もあった。
一晩寝かせて、翌日に書きたい日もあった。
特に書くことがないと感じてしまう一日も、書き残すことで、ちゃんと生きていたように思える。
2022年も日記を書きたい。
Comments