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shiori

100日

6/3(金)曇のち雷のち雨のちところにより雹


夕方、打ち合わせに向かおうと家を出たら突風。ピカッと光った数秒後に、そう遠くない場所で落雷。銀座で蜂のフンに当たるくらいなら、雷に打たれてもおかしくはない。身体はまるこげになっても、鞄の中の真っ白な貝のピアスだけは無傷かもしれない。


7年前、アミモノのPRで来たことを出版社の広い受付フロアで思い出す。またこうして、マーシャルの話をするために来れるなんて思いもしなかった。

パラソルの下から現れたような、ノースリーブのボーダーワンピースがよく似合う涼やかな編集者さん。耳に穴は空いていなかったけれど、イヤリングに付け替えてアミモノピアスを使ってくれると目を輝かせて言ってくれた。書店で棚差しから本を手に取ってくれたと聞く。本当にうれしい。帰り際、お名前、本名なんですねと言われて驚いた。


日記屋月日の定期便で届いたウクライナ日記を読む。

2020年3月1日から4月3日までの日記が、4月26日に発行されて読める時代。配車アプリでタクシーを捕まえて取材をしているとは。

ニュースだけでは伝わらないウクライナで生きる人たちの様々な表情や願いが日記には綴られている。外出禁止令が出て、空襲警報が鳴る戦時下、ウクライナの若者は日本のラーメンを食べたいと思う。日本のアニメ音楽を歌う。日本はクリル・アイランズ(北方領土)はどうするの?と児玉さんに尋ねる。

パーシャとの釣りの約束を叶えられてよかった。次の再会では、戦争が終わっているだろう。その時は朝から晩までやろうという約束も叶いますように。


ピカソはゲルニカ爆撃から77日後に「ゲルニカ」を描いた。スペイン国内で「ゲルニカ」が初公開されたのは16131日後だった。


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