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shiori

砂の女

4/6(水)晴


昼休み、東銀座のギャラリー暁へ。前田岩夫さんの作品を観る。今年3回目。

勉さんの従兄弟と同じマンションに住む友人で、原田豊秋さん探しを手伝ったご縁で知り合った前田さん。月1で作品を作られ、発表されるエネルギーに圧倒される。


前回に続き、前田さんの作品は「砂の女」シリーズ。今回は男女が対になっていた。

最初は長閑な絵を構想されていたけれど、そんな時ではないと急遽変更されたとのこと。先月観たときは、女たちの身体とウクライナの肥沃な黒土が重なって見えた。


先月入り口にあった募金箱が今日はない。

青と黄、peaceと文字が入る作品が目立つ中、一見関係ないように見える作品に、仄めかされたメッセージがないか探す。


ウクライナ危機で世界各地の物価が暴騰。

ペルーでは市民が暴徒化し、非常事態宣言。スリランカではエネルギー不足で大規模停電しているニュースを寝る前に歯を磨きながら見る。

5歳ぐらいの頃、夕食時に「白いご飯は当分食べられないかもしれない」と、タイ米を初めて口にした食卓の風景が突然蘇った。






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