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羊と夢

3/27(日)東京曇/名古屋晴れ


心臓まわりに電気が流れるような痛みが続く。朝方まで眠れず、羊の数を数えては、起きたら一宮へ行ってしまおうか考える。生理がまだ来ないのもチャンス。目覚めて新幹線の切符を予約する。

東京駅地下で羊のワインを探す。店員さんに羊に合うワインと聞いて3つほど薦められるも、羊にまつわるワイン…と言い換えたら、除草剤の代わりに羊たちが草を食べ、羊の糞を堆肥に葡萄の木を育てている山形の赤ワインがあるという。酒井ワイナリー名子山を手に、自由席2号車へ駆け込む。どんどん空が青くなる。


14時、名古屋着。きしめんやを探す。


15時、平松毛織着。大通りを歩いているだけでは、まったく想像できない世界が広がっている。店舗とアトリエに分かれた建物は築90年。一宮に2000棟あるのこぎり屋根工場は一宮遺産のみらなず世界遺産。機織物の縫い目に光が当たるよう、窓は全て北向きに設計されている。宮大工の手仕事をどう保全し、活用できるか。アトリエに工房を構える青木さんが熱心に教えてくれた。「遠藤さんは素晴らしい作家だと思う。彼女の将来がとてもたのしみ。」薫ちゃんがひとりで夜な夜な解体していたという子羊の骸骨、サーカスのテントのようにも見える旧日本軍の落下傘を背後に頷き合う。

16時すぎ、薫ちゃんケーブルテレビの取材対応。焚き火のBBQ準備をしながら香港で暮らし、これからアイルランドで暮らすバイオリニストゆうこさんに、アイリッシュ音楽の話を聴く。アラン模様のアラン島。アイリッシュ音楽も哀しい歌詞を愉快に歌うらしい。


18時半、火を焚べる。市子さんに加計呂麻島で鯨の親子に会えた動画を見せてもらう。鯨も歌を歌う。市子さんは14歳のころから日記を書いていた。白い羊メイちゃんと茶色い羊チョコちゃんが火の向こうで人間たちが仲間を食べるのを見ている。シンデレラタイムの21時。羊たちが乗る車に同乗し、また島で、と別れる。夢のような一日。



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