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minami

賢者


午前、あるスクールの説明会に行く。

「子どもが30歳になったときに、男として、家庭を持った時に、より豊かな状況を作れるかどうか、ということを考えています」という言葉を聞いて、白目をむきそうになった。というか、むいた。

「男として」もよくわからないし、「より豊かな状況」もなんだか。

いかに勝ち組になるかみたいなことを言われると、自分だけが助かる船にいち早く乗ろうとするさもしさみたいなものを感じてしまう。

説明してくれた人の個人の見解かもしれないし、本当はそんなこと思ってないのに言い回しを間違えただけかもしれないし、施設自体は悪くなかったけれど。


久々に5人暮らしが始まった。洗濯機が基本ずっと回っている。義父母が食べると思うと料理の品数が倍になる。子を見ていてもらって美容院に行くことができた。


スーパーで数の子、伊達巻、かまぼこ、黒豆を買う。これだけ買っても千円でおさまった。去年は12/30に買ったら高すぎてつらかったな。頭の中に「賢者」という熟語を浮かべながら帰宅。


夜、ショートショートコンクールの講評を書く。

10秒に1度「わたし何様やねん」と思う。いち読者としての謙虚な言葉を使おうとしても、思う。


明日の発売日に向けていろいろな準備をする。

歯を磨いたら本を読んで早めに寝よう。

髪の毛切りすぎたかも。












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