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shiori

ひとりの編集者

11/15(月)晴れ


2年ぶりに二松学舎大学へ。

岡田さんの授業で「なぜ戦争をえがくのか」刊行後の話を中心にする。

3/1の刊行記念オンライントークイベントから、夏の展覧会写真、どれもすべて今年のことだと思えない。

幸福な本の誕生について、しっかりと伝えたいと思うのに、的確なことばをまだ持てていないと思う。6限の授業で、終わりは20時半。お腹が空いていただろうに、会場にいた学生さんの眼差しが真剣でうれしかった。


映画とマーシャルと戦争に出会った順番については、意識して話した。

感想にも「順番が逆で意外だった」という声が多かったから、これからも順番については意識して話そう。


帰り道、橋の手前でひとりの人と長い耳の白い犬にすれ違った。両腕に抱えられたその犬は、サンリオキャラクターのシナモンロールだった。橋の上で、水面を覗いた。

ほぼ日特集「編集とは何か」河野通和さんのインタビューをとてもとても興味深く読んだ。


「ひとりの編集者の動きが、会社の垣根を超えて連鎖反応を起こし、大きな流れやつながりを生みだしていく。それが「編集」の魅力だし、大きな仕事のよろこびになっています。」


最初にこの橋を歩いた時、向かう先はみずき書林じゃなかった。


「ネガティブなことって誰でも言えるけど、編集者って、どうすれば、いいところを引き出せるかを考えている。編集者の「いいね」の一言で、うまれたものってたくさんあるでしょう。」


「いいね」の一言で生まれた幸福な二冊の本について、もっともっと上手に話せるようになろう。

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