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無意識の彫刻

昨夜、開会式の会場外に集う群衆を写真で見た。

私は19時から森岡書店で、今野書店の書店員・花本武さんと森岡書店店主・森岡督行さんの配信ライブに立ち会った。

「戦争と本屋」をめぐる話の中で、両書店をゆるやかにつなく山形ハワイドリームランド、森岡さんが小学生の娘さんと「軍艦、軍艦、朝鮮…朝鮮、朝鮮、ハワイ…」と「戦争」のかけ声ではじまる「軍艦じゃんけん」をした話に。戦前から戦後にかけての日本のハワイ・イメージの変遷。今も日常の遊びの中に無意識に受け継がれている「戦争」。

よく考えると、じゃんけんはものすごくインスタントで、イージーで、残酷なシステムだ。話しあいが面倒なら、じゃんけん、とよく考えずに小さい頃から何百回とじゃんけんをしてきた。

マーシャル語でじゃんけんは、日本語由来の「ジーンケ/ジャーンケ」。ジャンケンで勝敗を決めることが、日本からやってきた人と出会うまでなかったんだろう。


帰宅後、keememejマーシャル語字幕の編集作業。尺と前後のシーンの間を考えながら字幕を入れると、思っていた10倍以上の時間がかかっている。今日みなみに全編作業を完了して送りたいけれど、まだ9分。

マーシャル人選手が開会式に出ていたとアーヤさんから写真が届く。

国外で生活しているマーシャル国籍の選手と推測。マーシャルでオリンピックのニュースは、週1で発行される地元紙で目にする程度。2012年のロンドン五輪開催時はマーシャルにいた。ほかの星に住む人たちの話、くらいに遠く感じた。

パソコンが重い。まぶたも重い。睡魔に負けて寝る。


朝、コットンの花が咲いた。4、5月の寒い時期をよく耐えて、咲いてくれた。


まだパソコンの起動が重い。つられて自分の思考も動きも重くなる気がする。


なんとか家を出る前に、90分の字幕修正を終える。字幕訳とスポッティングを確定してから、新規素材の検討や微調整をすればよかった、と今更気づく。配信まであと6日。


17時。銀座へ。

後藤悠樹さんから『サハリンを忘れない』特装版完売の知らせが入る。販売から2日。すばらしい。

銀座へ向かいながら、頭の中は映画のマーシャルとフェア開催中の西荻窪を行ったり来たり。


18時過ぎ、諏訪敦さん、小泉明郎さん来店。

明郎さんがパチン!と大きな手を叩く。店内に蚊が迷い込んだよう。明郎さんの豪快で素早い動作に、諏訪さんが隣でびっくりしながら笑っている。和やかかつスリリングな、贅沢な対話に耳をすませる。


おととい、小田原のどかさんは「戦争」をえがくことを「彫刻の問題」と捉え、考えていると配信トークで話されていた。

今朝の新聞で、五輪のモニュメントとの記念撮影に多くの人が集まったと読んだ。

「あなたはこの街の無意識の彫刻です」明郎さんの作品「AntiDream #2」でも「彫刻」ということばが印象的だ。


中野区を拠点に活動する「つくろい東京ファンド」の代表理事稲葉剛さんの記事をスクラップする。

設立のきっかけは、東京五輪開催決定。91年、湾岸戦争が始まった時学生だった稲葉さんは、川崎哲さんや湯浅誠さんと平和運動のデモに参加。代々木公園にいる外国人労働者の支援運動を始めて、新宿の「段ボール村」に出合ったことを知る。

「政府が存在していることすら見えない」「ずっと、自助も共助も限界、今こそ政府、公助の出番」という叫びに、私は何ができるか。

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