7/8(金)
あと一息、走り切りたい金曜日。いっぱいいっぱいなのがわかる。7時台、気温が上がる前に軽く散歩。心から水がこぼれないように、腕をふらずに歩く。昼過ぎにゲラの修正点チェックを終わらせる。休憩がてらスマホを見ると、信じられないニュースが目に飛び込んできた。
トイレに入ったばかりの夫にドア越しに話しかける。ねえ、見た? 何が? 何がってことは見てないね、めちゃくちゃ大変なことが起きてる。なに? 安倍元首相が撃たれて心肺停止って…… え、本当に?
最悪だ。信じられない。映画でも観ているように現実味がない。
助かるかもしれないとそわそわ過ごしていたが、夕方ごろ死去の速報。鳥肌が立つ。昨日まで生きていた人がこんな形でいきなり命を終わらせられたことへの衝撃。そして、これからどんなことが起きるのか想像すると本当に怖い。分断が進むきっかけにならないでほしい。参院選は2日後。
容疑者は宗教団体への個人的な恨みから、団体とつながりのある安倍氏を狙ったという。しかしさっそく「メディアや左派が批判したからこんなことが起こった」という言動がネットにあふれはじめた。頭を抱えたくなる。
たしかに社会はつながっている。だけど、政治家を批判するなというのは違う。暴力を許さない、からこそ、言葉を信じたい。
また、この世の中がおそろしくなった。
