• shiori

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4/8(金)晴


昨日帰りに一誠堂書店のショーウインドウから見えた李英戴『帝国日本の朝鮮映画 植民地メランコリアと協力』(三元社)が気になった。店内に入り、本を開くと注のページに朝鮮総督府財務局作成の統計表を見つけた。論文がんばろうスイッチがやっと入った。

森岡さんの『荒野の古本屋』を読んで想像していた書店より、ずっと美しかった。低音でよく響く書店員の声、佇まい、所作、静けさ、包装紙のデザイン、本の包み、本を入れる袋、すべてにうっとりした。森岡さんの家族に会ったような気がした。


17時半までに形式を整えてひとまず論文提出。韓国の大学のシステムがよくわからない。今日は形式を揃えて出すことがとにかくだいじで、審査と修正期間も引き続き修正してよいらしい。

受験日当日みたいにどっと疲れた。


冨五郎日記に出てくる「シセツ部の軍夫」 とToshiroさんから聞いた「昼間働いて夜は収容されていた朝鮮の人たち」はきっと一致することを書きながら確認。

1944年2月に続出する逃亡者の名前は「河田」「渡部」など日本名で記されているけれど、投降を呼びかけるビラにはハングルのメッセージもあったから朝鮮の軍人軍属、軍夫の可能性もある。

被徴用死亡者連名簿は創氏改名後の名前で記されているから韓国名はわからない。


銃殺され、名前がわからない戦死者が今この瞬間も生まれていると考えながら冨五郎日記を読むのははじめてだった。


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