mちゃんママのヤムウンセン
- shiori
- 2021年5月31日
- 読了時間: 2分
今日締め切りの書評原稿を夕方に出す。
著者は30年前に他界している。亡くなる直前まで戦争のトラウマに苦しんだ。ことばにし難い自身の体験を書き残し、本にして伝えることができたら、二度と起こることはないだろうと著者は思った。が、形を変えて過去は繰り返されている。今、25以上の言語に翻訳されていると著者が知ったら、複雑な思いかもしれない。
首肩脚のストレッチを1時間した後、mちゃんママのヤムウンセンを作る。

レシピは小学6年生の時に、友人mちゃんのお母さんが作ってくれたもの。
シンガポール帰国のmちゃん宅に招かれて、母娘で初めて食べた時の感動は今でも憶えている。これが本場の味なんだと感動した。パクチーの味を憶えたのもこの日だった。(今日はパクチーを買い忘れてしまった)
味は色あせない。20年の歳月を紙の色で感じる。
お母さんとそっくりな字を書くmちゃんは、来月ママになる。ママからママへ、レシピはめぐる。

日がのびた。まだ明るいうちに、手話クラスが始まる。
前回の復習から。一ヶ月前に学んだ単語を結構忘れている。自転車とビールは憶えていたかった。
今日は、自分の名前と誕生日を話せるようになった。
先生が、私の誕生日を例に話しているのかと思ったら、それは先生の誕生日だった。「同じ」という手話を知らなくて、反応できないまま授業は終わり、退出する。
「元号」の手話に、時代の変化が感じられた。
明治、大正は、天皇の「ひげ」の特徴で表す。
昭和は「軍服の詰襟」を表し、平成は「平たい」(右手のひらを下にして、左から右へ動かす)、令和は右手で花が開くように表す。
花ひらく、令和3年目の5月31日。
***通信欄***
ジャンボポーマンの苗、いつでもウエルカム。
みなみパパ15キロ減、元気だったら安心。
おじいちゃんが植えた鈴なりの柿、おいしかったなあ。