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  • minami

世界は美しいと信じさせて

朝、なんらかのサイレンで目がさめる。夢だったかもしれない。サイレンを聞いていつも思い浮かぶのは空襲警報と甲子園。


1週間の始まり。気合いをいれるためにきゅうり、サーモン、ディルをのせたトーストをこしらえる。


仕事のメールを送る。原稿のメモを準備する。

実はこの書く前の思想メモが大事なのだと、最近になってやっと気づいた。メモができたらもう半分以上書けたようなもの。原稿はまだ一文字も進んでいないけど、メモが出来上がったのですっかり安心して昼食の用意に取り掛かる。


自家製かぶのそぼろあんかけ、あまから手羽中、庭小松菜ナムル、豆苗スープ。かぶとあんかけの相性ばつぐんだ。


午後、フルーチェ作り、かくれんぼ。「隠れて!」じゃなくて「隠して!」と言われるので、洗面所に自分を隠す。


休憩。またネットで新しい種と苗を買った。もう植えるところなんてないのに。もう本当に植物を育てることが心の拠り所になっている。依存している。人間の世界から目をそらして、植物の世界に入り浸っている。


書評を書いて提出。

一つ原稿を終わらせたごほうびに散歩に出かける。暑くも寒くもない極上の気候。本当にごほうび。時間のごちそう。


帰宅して急いで夕食を作る。アサリの酒蒸し、ベーコンとズッキーニ炒め、青梗菜のオイスター炒め、のこりものスープ。ズッキーニ育てたいな。でも、ものすっごい場所とる。人の畑で見た。すさまじかった。動物園で一番大きなゾウガメ、ぐらいの大きさ。やりがいすごそうだな。


食べ終わった後「JOC幹部が飛び込み自殺」というニュースを目にして絶句する。絶句したあと、やっぱり……とか、またか……というふうに思ってしまったことが悲しい。何も知らないけれど。うっすらとでもこんなこと予感したくなかったし、あってはならないことに慣れたくない。




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