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ふたり出版社

ふたり出版社

春眠舎で本を作ることにしました。 前にも妄想したことがあったし、私たちにとってとてもしっくりくる展開です。 でも、応援してくれる恩人と、信頼してくれる著者の存在がなければ決してできなかったことでもあります。 2022年12月24日 大川・藤岡で最初のミーティング。 原稿の仕上げ、スケジュール、予算、組版、校正などについて話しました。 ドキドキしながら預金残高を見たり。 学びながらやらせていただく作業と潔く外注する作業を見極めつつ、スピード感を持ってやっていきたい。 来週は著者さんとの最初の打ち合わせです。

社交的

社交的

7/26(火) やまゆり園の事件から6年。早い。 こんなことが起こってしまう社会。事件のあとさまざまな問題提起があったけれど、それらが放り出されたまま時間だけが経ってしまった気がする。 お腹ぺこぺこで寝ても、朝起きると食欲がない。家族から隠しておいた揖保乃糸を取り出して茹でる。白だしとねぎ。 朝から企画提案プレゼン。最初は気持ち悪くなるほど緊張していたけれど、だんだんリラックスできるようになってうれしい。ありがたい。 いろんな人に連絡。人見知りなのに、メールにビックリマークを多用して社交的な人間ぶる。この2年で直接会えた友人はしおりだけってぐらい引きこもっているけれど、知り合いは増えた。2冊連続会ったことのない人と本を作った。身体性のないコミュニケーション。魂だけでそこにいるかのような。 コロナ禍にインターネットがなかったらどうなっていたんだろう。すごく孤独だったのかな。インターネットは人を魂にする。 本の帯をつくる遊び。いろんなフェアがうまれた。小学校の国語の授業でやって楽しかったのを覚えている。 引き続き人に連絡しまくる。小心者なので疲れ切ってしまった。 たしかに、書けないことこそ書いておきたいよね。 日記というテーマを知るための実践としても、公開する場合としない場合両方やってみるのもいいね。 では一旦。

宿題

宿題

7/25(曇) 感染急拡大を受け、手話講習会、来月は休みに。12月に振替。 9月まで忘れないように宿題が出た。 先生とLINEも交換した。 時々、先生から手話動画が届くらしい。 グループの会話練習。 中学、高校で得意だった科目と苦手科目、 部活、先生に叱られた思い出などを話したらめちゃくちゃ盛り上がった。 薄い鞄が流行った時代、鞄を水につけたり踏んでみたりして、鞄の薄さを競ったらしい。 スカートの長さ、靴下の長さの流行った時期でだいたいの年齢を当て合う。 日記に書けないことが増えてきてしまった。 人に読まれることをできるだけ意識しないように、書けないと思うことこそ書いておきたいと思うから、みなみに相談。 一旦、クローズドで書いてみない? 日記を止めない約束をします。 okだったら、次からクローズドで書いてみるね。

809

809

7/24(日) 午前中に企画の仕事を終わらせる。 壁に貼った付箋がエアコンの風ではらはら落ちる。 今村夏子さんの小説を読みながら昼寝。 ご近所から食べごろの大きな桃を4ついただく。 幼稚園から感染者が10名を超えたというしらせが入る。教員も陽性。 一足先に感染爆発していた島根県がピークアウト宣言をしたらしい。 ピークアウト宣言ってなんのためにするものだろう? でも、本当だったらちょっと希望が持てる。 しおりとミーティング。本当にラストの調整。 深夜、今野書店のフェア用のアイテムを作る。 809歩しか歩いていない日。

鰻と狸

鰻と狸

7/23(土)曇のち晴 二重線と大きな×印を入れまくり、大工事をしてしまった初校ゲラを戻す。 土用の丑の日だからというわけじゃないけれど、父の日に送った鰻を一緒に食べた。 帰り道、ぽんぽこの山で狸に会った。 目が合うと、黄色い瞳がきらんと光って、闇に消えた。

青空

青空

7/22(金) 時間を作れないままエッセイ締め切り当日。マリオのように一週間を左から右へ走り続けている。 それでも数日頭の端っこでぼんやり考え続けていたおかげか、なんとか16時ごろに送信できた。でもとんでもない構成になってる。 ポリタスで「宗教右派と自民党の関係 ジェンダーと宗教」の特集を見て、自分の生きてきた33年間の裏側で社会を作っていたものの正体に脱力する。知らぬ間に内在化しているものがありそうでつらい。あの嫌な一貫性ってこれだったのかな。 ブルーハーツの『青空』が歌いたくなって、電子ピアノで弾いてみる。なんかちがうな、と思ってギターに持ちかえる。いまの気持ちが全部この歌のなかにある気がする。こんなはずじゃなかっただろ、歴史が僕を問いつめる。

ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラ

7/21(木)曇 1日の感染者、全国過去最高を記録。 振り回されるだけで2年前にアンインストールした接触確認アプリCOCOAの名前を久しぶりに聞いた。4日前に150分感染者と濃厚接触をしたと通知が来た人が、保健所に問い合わせたら、今症状がないなら問題ないと言われたらしい。 10月からマーシャル政府は観光目的での渡航をしやすくなるように方針を変えるニュースを見た。初めての大きな緩和策。 大きな立て看板を作ったり、自社広告で声をあげる人たちも出てきた。国葬に反対。

しみ

しみ

7/20(水) 感染大爆発中。医療従事者の悲鳴がSNSにどんどん流れてくる。 午前中にインタビュー記事のチェック。気になる箇所が多いと、こんなこと気になるって心が狭いのかなーと自分を責めてしまうから疲れる。少し眠る。 気に入っているカーペットに赤いポスカのインクが落ち、拭いたらますます広がる。粘土もくっついて取れずにシミになった。カーペットと粘土の色が奇跡的に同系色でよかった。1日で2つもシミができちゃうなんてね。 今日こそ歩きたいけど34度。本を投函して卵の自販機だけ寄る。 芥川賞発表。初めて候補作をすべて読んで結果を待つっていうのをやってみたけどお祭り感があった。2022年にどんな物語が生まれくるのかを目の当たりにできてよかった。 久々にリングフィットができて嬉しい。8.5キロ痩せて身体が軽い。もう痩せなくていいのに、まだ落ちるなら見てみたいって思ってしまっている。

お互いさま

お互いさま

7/19(火)曇
友人が好きになった人から、暴力をくりかえし受けていたと知り、怒りに震えたまま、朝。 記憶にないは、言い訳にならない。 普段は優しいからって、許されることじゃない。 だけど許そうとする彼女に、届く言葉はかぎりなく少ない。振り子のように揺れる言葉をしばらく聞く覚悟を決める。 わたしはまともだって?んなわけないじゃん。 いちばん辛かった時に、話を聞いてくれた友達たちの顔が浮かぶ。命の恩人。 友人すら奪う宗教2世に、信教の自由を守る法律の制定を提言する署名をした。命の恩人にも送った。

いねむり

いねむり

7/18(月) ほんとのほんとの入稿日。 最後の最後の修正、クライアントワークの企画4つ、選書コメント。 なにも休日じゃないけど祝日っていうカレンダーの色だけで気分がいい。 桃モッツァレラとハーゲンダッツ抹茶味をたべてがんばる。 子に「いねむりってなに」と聞かれる。 「布団に入らないで寝ること」「ちょっと寝ちゃうこと」って答える。自分でも、そうか、布団に入らないで寝るのがいねむりか〜と思う。自分でわざわざ定義したことのないものを定義する。体操教室ごっこで互いの運動不足をほんの少し解消する。

凪

7/17(日)曇 トリミング最終課題180分。中指にタコ。 古本を売る。 部屋の片付け。 読書。映画鑑賞。映画編集。

せめぎあい

せめぎあい

7/16(土) 情報解禁日でそわそわ。家族はお寺と公園に行ったけど私だけ留守番。最終チェックが終わらない。なんでこんなに終わらないんだろう。なんで毎回真剣に確認してるのにまだ修正点があるんだろう。自分が不思議。 友達から「気が狂いそう!!!」と長文のメッセージ。同じ立場だったらとっくに逃げ出しているだろう。ケアは精神論じゃ語れない。 心優しい人々との間にできてしまった深い谷のようなものを覗き込んでは果てしない気持ちになる。心優しい人とは、ただただ亡くなった人のことは悪く言っちゃダメだよと信じて疑わない人たち。ショックだとか悲しいっていう感情は引力が強い。感情と距離を取ると、ひどい人間だと思われる。「もういいかげんにして」と叫んでいる人がいた。 なんかすごい複雑なことが起こってる。何かが暴かれるのか、隠されるのか。大衆の感情のうねりも感じる。なにとなにとなにがあってこうなったのか、自分で覚えておかないと、教科書の1行になって終わってしまう。あたらしい物語がせめぎあっている。 新刊の、宗教について言及した箇所を何度も修正する。どんな言い方でも足りない。 私がバリカンで剃った子の頭、髪が短くなっただけで毛の硬さも匂いも変わった気がするのがおもしろい。細くて少なくてさらさらだったのに、剛毛で多い。適当に剃っても髪型っぽくなるんだなって毎日感心している。 体重落ちすぎたからハーゲンダッツとトンカツを食べる。

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