社交的
7/26(火) やまゆり園の事件から6年。早い。 こんなことが起こってしまう社会。事件のあとさまざまな問題提起があったけれど、それらが放り出されたまま時間だけが経ってしまった気がする。 お腹ぺこぺこで寝ても、朝起きると食欲がない。家族から隠しておいた揖保乃糸を取り出して茹でる。白だしとねぎ。 朝から企画提案プレゼン。最初は気持ち悪くなるほど緊張していたけれど、だんだんリラックスできるようになってうれしい。ありがたい。 いろんな人に連絡。人見知りなのに、メールにビックリマークを多用して社交的な人間ぶる。この2年で直接会えた友人はしおりだけってぐらい引きこもっているけれど、知り合いは増えた。2冊連続会ったことのない人と本を作った。身体性のないコミュニケーション。魂だけでそこにいるかのような。 コロナ禍にインターネットがなかったらどうなっていたんだろう。すごく孤独だったのかな。インターネットは人を魂にする。 本の帯をつくる遊び。いろんなフェアがうまれた。小学校の国語の授業でやって楽しかったのを覚えている。 引き続き人に連絡しまくる。小心者なので疲れ切ってしまった。 たしかに、書けないことこそ書いておきたいよね。 日記というテーマを知るための実践としても、公開する場合としない場合両方やってみるのもいいね。 では一旦。
宿題
7/25(曇) 感染急拡大を受け、手話講習会、来月は休みに。12月に振替。 9月まで忘れないように宿題が出た。 先生とLINEも交換した。 時々、先生から手話動画が届くらしい。 グループの会話練習。 中学、高校で得意だった科目と苦手科目、 部活、先生に叱られた思い出などを話したらめちゃくちゃ盛り上がった。 薄い鞄が流行った時代、鞄を水につけたり踏んでみたりして、鞄の薄さを競ったらしい。 スカートの長さ、靴下の長さの流行った時期でだいたいの年齢を当て合う。 日記に書けないことが増えてきてしまった。 人に読まれることをできるだけ意識しないように、書けないと思うことこそ書いておきたいと思うから、みなみに相談。 一旦、クローズドで書いてみない? 日記を止めない約束をします。 okだったら、次からクローズドで書いてみるね。
青空
7/22(金) 時間を作れないままエッセイ締め切り当日。マリオのように一週間を左から右へ走り続けている。 それでも数日頭の端っこでぼんやり考え続けていたおかげか、なんとか16時ごろに送信できた。でもとんでもない構成になってる。 ポリタスで「宗教右派と自民党の関係 ジェンダーと宗教」の特集を見て、自分の生きてきた33年間の裏側で社会を作っていたものの正体に脱力する。知らぬ間に内在化しているものがありそうでつらい。あの嫌な一貫性ってこれだったのかな。 ブルーハーツの『青空』が歌いたくなって、電子ピアノで弾いてみる。なんかちがうな、と思ってギターに持ちかえる。いまの気持ちが全部この歌のなかにある気がする。こんなはずじゃなかっただろ、歴史が僕を問いつめる。
しみ
7/20(水) 感染大爆発中。医療従事者の悲鳴がSNSにどんどん流れてくる。 午前中にインタビュー記事のチェック。気になる箇所が多いと、こんなこと気になるって心が狭いのかなーと自分を責めてしまうから疲れる。少し眠る。 気に入っているカーペットに赤いポスカのインクが落ち、拭いたらますます広がる。粘土もくっついて取れずにシミになった。カーペットと粘土の色が奇跡的に同系色でよかった。1日で2つもシミができちゃうなんてね。 今日こそ歩きたいけど34度。本を投函して卵の自販機だけ寄る。 芥川賞発表。初めて候補作をすべて読んで結果を待つっていうのをやってみたけどお祭り感があった。2022年にどんな物語が生まれくるのかを目の当たりにできてよかった。 久々にリングフィットができて嬉しい。8.5キロ痩せて身体が軽い。もう痩せなくていいのに、まだ落ちるなら見てみたいって思ってしまっている。
せめぎあい
7/16(土) 情報解禁日でそわそわ。家族はお寺と公園に行ったけど私だけ留守番。最終チェックが終わらない。なんでこんなに終わらないんだろう。なんで毎回真剣に確認してるのにまだ修正点があるんだろう。自分が不思議。 友達から「気が狂いそう!!!」と長文のメッセージ。同じ立場だったらとっくに逃げ出しているだろう。ケアは精神論じゃ語れない。 心優しい人々との間にできてしまった深い谷のようなものを覗き込んでは果てしない気持ちになる。心優しい人とは、ただただ亡くなった人のことは悪く言っちゃダメだよと信じて疑わない人たち。ショックだとか悲しいっていう感情は引力が強い。感情と距離を取ると、ひどい人間だと思われる。「もういいかげんにして」と叫んでいる人がいた。 なんかすごい複雑なことが起こってる。何かが暴かれるのか、隠されるのか。大衆の感情のうねりも感じる。なにとなにとなにがあってこうなったのか、自分で覚えておかないと、教科書の1行になって終わってしまう。あたらしい物語がせめぎあっている。 新刊の、宗教について言及した箇所を何度も修正する。どんな言い方でも足りない。 私がバリカンで剃った子の頭、髪が短くなっただけで毛の硬さも匂いも変わった気がするのがおもしろい。細くて少なくてさらさらだったのに、剛毛で多い。適当に剃っても髪型っぽくなるんだなって毎日感心している。 体重落ちすぎたからハーゲンダッツとトンカツを食べる。