ひとつになりたくない

ひとつになりたくない

昨日1日がんばったので今日は自分に朝寝坊を許す。 開会式の日だ。本当にこの日が来たんだな。 10時すぎにしおりと急遽Zoomでミーティング。『keememej』予告の英語字幕について検討する。2分半の映像だけど、考えることが多い。 英語は主語をきわだたせる。日本語では省略されていた言葉の主語にはっとする。制作の中で自分たちがその映像に写っているものをどう受け取り、どう伝えたいと思っているのかが浮き彫りになる。責任を伴う作業だ。そのぶん勉強になる。またひとつ作品を理解できた。 そのあとアーヤさんともやりとりをして、3人でテンポよく準備作業をすすめる。いい呼吸で嬉しくなる。 ひる。ちょうど家に肉がない。野菜と米だけの昼食をとる。 スーパーから届いた食材を消毒する。少し昼寝。 サッカーの試合で、濃厚接触者を含むチームとそうでないチームが対戦する(もうした)、というニュースを目にする。しかも直前のPCR検査の結果は公表しないという。 これってもはや、アスリートファーストですらないのではないか。大衆の熱狂や一部の利益のために選手の健康や命を危険に晒すのはおかしい。こんな状況では、応援することが選手を危険な目に合わせることにつながってしまう。 畑が動物に荒らされていて悔しすぎるので、寒冷紗でぐるぐる囲いを作る。 ものすごくだるくて、夜は簡単にガパオで済ます。 あっという間に開会式まであと15分になる。 開会式、見ない選択肢もあったけど、見た。ポジティブなこともネガティブなことも全部含めてこの時代を見つめてやろうという思い。 うーん。複雑だ。 一番複雑なのは、テレビのなかのキャスターやツイッターのタイムラインにあふれる言葉がいきなり「頑張ってきた人には罪はない!応援しよう!」「やっぱりこれはすごい!勇気をもらった!」というものに変わったことだ。簡単にまるめこまれていないか? そして、応援したくなった人の気持ちを否定しようとは思わないけれど「せっかくはじまったのに肯定しないなんて卑屈じゃない?」という同調圧力が苦しい。 選手入場行進でゲーム音楽が流れて、そこでオセロのように態度がひっくり返った人も多かった印象がある。こうやって人は丸め込まれていくんだな。この空気、一生覚えていよう。 演出を見て、日本の言う「多様性と調和」って、強い者や限られた価値観を持つ者同士のコラボレーションのことなのか? と思った。JOCに「なんでここにアフリカ人が?となる」と言われて開会式の出演をキャンセルされたセネガル人アーティストのことを私は忘れない。 ワクチンをまだ打てない年齢の子どもたちが24時近くまで駆り出され、マスクなしで合唱したりしているのを見て、命が軽んじられていると思わずにはいられなかった。 つらい。 ねよう。 どうやって目くらましされるか、まるめこまれるか、忘れさせられるか、感動させられるか、忘れないぞ。

同時開催

同時開催

昨夜、今野書店のフェア棚設置前に『なぜ戦争をえがくのか』参加作家の選書本POPを書いた。 わたしは中谷剛著『ホロコーストを次世代に伝える』を選んだ。 帰宅して、Twitterのトレンドに「ホロコースト」の文字があり驚いた。しかもオリンピック関連のニュース。 朝。ドタバタ準備。着替えの前に、パジャマのままかちこちの身体を20分ヨガでほぐす。 昨日忘れた今野書店に置くフライヤーを持って家を出る。 連休初日。朝10時の電車、座れずに立つ。 みんな心なしかおしゃれしてるように見える。 わたしも今日は藍染めマスクをおろした。紐の長さを調整しながら今日は築地駅に降りる。 東銀座から行く日と、築地から行く日と。 google mapが教えてくれる日は毎日ちがう。 森岡書店がある鈴木ビルは歴史建造物。 かつてこのビルに、劇場があった。稽古場があった。東京駅一帯は空襲で焼け野原になったとばかり思っていたけれど。 柱や窓をまじまじと眺める。白い室外機とホースを黒色にするため、黒スプレーで塗るひと手間をしたと森岡さんから聞いた。 11時。来店されるとうかがった方にご挨拶。本を購入してくださって、ことばを失ってしまう。二千円、なぜか受け取ったお金をわたしは自分のお財布に入れた。気が動転しているにしても、それは万引き。今日必ず森岡さんに渡す。 13時。森岡書店で新聞社の取材を受ける。歴史実践ということばについて。もっと豊かなことばを持てるようにならなくちゃ。 配信トークの前に今野書店へ。 総武線から国旗が並ぶ国立競技場が見える。 明日、開会式。演出担当解任の速報をさっき目にした。 現代アートを超えるとか、五輪関連の資料は消えるんじゃないかと、つぶやく声を目にする。 昨夜、今野書店入り口の扉の内側からポスターを貼った。暑さでセロハンテープがもう剥がれてしまっている。 朝からフェア棚目掛けて来店される人、『サハリンを忘れない』特装版を買いにこられたひとがいたと聞く。 店内に貼ったポスターも見回る。 今夜の配信ライブに登壇くださる小田原さんの推薦本と、特装版を買う。 今野社長がいらして、運良くご挨拶させていただく。一か月も、お世話になります。 昼兼夜ご飯の坦々麺を香港料理屋で食べる。 夕方、田中祐介さん来店。 四日ぶりの外出らしい。わたしも展覧会がなかったら引きこもっていただろう。 あっという間に19時。 京都の土門蘭さんと配信がうまくつながらない。 10分ほど遅れて開始。土門さんと小田原さん、ふたりのお話に聴き入る。また名ばかりの進行役になってしまった、反省。 帰宅して映画編集。すえさんと確認したマーシャル語訳への字幕変更作業。 ユネスコが軍艦島の戦時徴用の歴史の伝え方が不十分というニュースを読む。 日記を書かなくちゃ。と思いながらベッドにダイブ。 飛び起きてタリナイwebsiteの動画再生エラーの回復を試みるも失敗。なぜ?

命の軽さ

命の軽さ

朝。最近よく耳にするからほんのり食べたいけど、自分から買うほどではない、と思っていたマリトッツォを運良く食べることができた。やったぜ。うまい。見たままの味。 昨日までなかなか進んでいなかった本の原稿、今日はめちゃくちゃ進む。やったぜ。なぜ進まないのか分析してみたらちゃんとブレイクスルーがあった。もやもやを因数分解するのってだいじ。 とはいえもやもやの因数分解を人にぶつけながらおこなうのは幼稚すぎるなと思って昨日から反省している。自分だけで消化できない器の小ささを痛いほど感じる。 昨日『keememej』の予告編とビジュアルを公開してからというもの、いろんな人から「楽しみにしてるよ!」とメッセージをもらう。ぎりぎりまで最終調整を続ける予定。しおりも私も明らかに余裕がない。時間がないときに急いで送るテキストメッセージにはハートマークをつける約束をした。 編集者の友人から「原稿よかったよ!」と連絡をもらい、力がみなぎる。あえて励ましてくれているんだろうなとわかりつつも嬉しい。近況を聞く。いままでは見返してやりたいという気持ちで頑張ってきたけど今は人を救いたい、と言っていてすばらしすぎた。生きづらい人が減るようにしたいよね、とうなずきあった。 韓国ドラマによく登場してひそかに憧れていたbb.qチキン、というフライドチキンを夕食に食べる。思った通り、過剰なまでのざくざく感。ビールがチキンを呼びチキンがビールを呼んで私の入る隙がないほど相思相愛。今日は思いがけず食べてみたかったものを食べられる日だった。 仕事がうまく行っても生活が楽しくってもニュースを見ると暗い気持ちになる。今日の東京の新規感染者は1832人。オリンピックまであと2日。よくないニュースが加速的に増えている気がする。 菅総理が「やめることは一番簡単なこと、楽なことだ。挑戦するのが政府の役割だ」と発言したらしい。がっくりきた。疲れた。この言葉を聞いてはっきり落ち込んだ。人の生活や命を犠牲にした挑戦になんの意味があるのだろう。

展覧会初日

展覧会初日

今朝の記憶がもう遥か。 暑くて目覚ましがなる前に目覚めた。琉球朝顔でブーケが作れそうなくらいに花が咲き乱れている。ここ数日で一気に暑くなったから、朝から花弁が紫色に近い。青→紫→ピンク。1日に3色の変化をじっくり楽しめたのはひと月だった。 ここ2日ばかり、五輪をめぐるニュースを追えていない。 昨晩、みなみがオンラインmtg中に、虚構新聞のニュースかと疑う話を教えてくれた。「あと…」と続くたび「まだあるの?」と驚いた。でも同時に、そりゃそうだよね。という気持ちも湧く。 受け流さないとやっていけない。でも、受け流しちゃいけない時に受け流してきた結果がいま。「忘れることと、知らないことは違う。」と、大林宣彦監督は著書「キネマの玉手箱」に書いている。 森岡書店展覧会初日。 危険な暑さの中、わざわざ足を運んでくださった方が満足してくださったか。 冷たい藍のお茶をウエルカムドリンクとして配りたいと思って用意していたけれど、感染対策など考えて断念した。10年前サハリンへ行ったことがある方と後藤さんがユジノサハリンスクの建物がボロボロなことについて話をしている。ここ数年でだいぶ変わったらしい。 ひと組、じっくり展示を観ていたのに、プロジェクターの操作に手間取っている間、声をかけられずフリーペーパーもお渡しできなかったことが悔やまれる。 「子どもたちに、教員以外のおとなとの出会いを作りたい」と、明日から夏休みの小学校の先生は3冊本を買って帰られた。今朝公開したばかりのkeememej予告を見て来てくださった方もいて感激する。本編はまだ完成していないと伝えるたびに、ドキドキする。今夜観るねと日曜日に返事をくれた、マーシャル語訳の確認依頼をしているマーシャル人の友人は、音信不通。夏休みで離島に行ってしまったか。 気づけば配信トークの時間。金曜日に大まかな段取りを確認したはずなのに、みんな忘れている。私は途中から意識が飛びがちで、ことば足らずの反省の多いトークになってしまった。 他にも今日はあちこちで反省することが多かった。自分が何かに怒れているときは動きが早くなるのに、怒られる側になると鈍くなる。逆がいい。 気持ちをリセットしようと何度も気持ちを切り替えた一日。月がきれい。深夜1時、セミが突然鳴き始めた。

ももモ

ももモ

畑の様子を見られない朝は、こんなにつまらないんだなあ。起きる甲斐がないと思う。 午前中いっぱい使って、映画の告知用文章を書く。むずかしい。とにかくみてください!と、届けるための言葉を考えることを放棄したくなる。でもそれでは無責任なのでなんとかかじりつく。予告編の最終調整のやりとりをする。 午後、とある雑誌の、本にまつわるコーナーの原稿を書く。珍しいテーマで、書いていて楽しすぎた。書く自分と、つぎに書かれることを読みたい自分、両方いるのがわかった。 SNSで友人が聖火リレーに参加したという投稿を目にする。まぶしい笑顔と力強い言葉。ユニフォームも似合っていて、さわやかでよかった。応援したいという気持ちが湧き上がる。じっさい、心の中で応援した。大いなるもの抜きにして、彼女1人のことだけを見ると本当に素敵だと思う。でもやっぱりどこかでモヤモヤせざるを得ない。運営の無計画な動きや不誠実な態度は、なにより大会に関わるすべての誠実な人々を踏みにじっている。 23時から1時までしおりとミーティング。山場なのにお互いスケジュールがみっちり。本当に倒れないようにしないといけない。 今日だけで5人の友人と別々に「絶望しちゃうよね」というやりとりをした。「みんな絶望しちゃうよね」になっていた。 今日の東京の感染者数は727人。月曜日としてはかなり多い。 オリンピックまであと4日。 桃モッツァレラをひとりじめして、なんとか気力を保つ。

ちゃんぽ待ちの風景

ちゃんぽ待ちの風景

昨日クーラーを我慢して軽い熱中症気味になった。今日は朝から除湿をつける。 今年初めてのクーラー。一気に部屋がカビ臭くなる。午前中は窓を開けて換気。 来週から始まる『なぜ戦争をえがくのか』展関係者のメーリスに挨拶メールを送る。 もう明日が森岡書店搬入日という現実感がない。何度も会場で準備を重ねてきたのに。ケーブル一本、新聞コピー1日分でも忘れたら大変。と思いながら明日の持ち物を点検していたら、1953年7月20日のコピーを取り忘れていることに気づく。明日か明後日、どこかで図書館に行く時間を作らないと。 髪は先週のうちに切っておいてよかった。いつも一番後回しになることを済ませているだけでも気持ちが違う。 昼から夕方にkeememejのマーシャル語訳mtgをオンラインでしようと約束したすえさんから、15時になっても連絡がこない。 「ごめん、17時からはえんまん?今気持ち良くて自転車こいてるんだ。笑」 と送られてきた写真を見て、私も画面越しに深呼吸。みずいろの川で泳ぎたい。 ちゃんぽ帰りのすえさん と、17時から21時15分までmtg。 映像と訳のテキストを交互に画面共有しながら、90分の字幕を検討する。 似ていることばは聞き間違いやすい。ial(道)とiar(内海)では文意が大きく変わる。 罪深いとこの場面で言っているか?だとしたら、その場で日本語に訳さなかったのは、日本から来た私たちの気持ちを慮ってか? ことばの裏にある話者の想いや通訳者の気持ちを想像しながら、話者のことばに近いと思う日本語訳をすえさんと探る。10年前に撮影した映像を繰り返し見た4時間。 21時50分から0時30分まで、みなみとmtg。 予告編ver3の変更箇所の確認と、告知テキストについて。 チラシに掲載するストーリー以上のことばで、映画を説明したくない。 でも少しはことばを尽くさないと、伝わらない。その狭間でもがき苦しむ。 歴博で冨五郎日記の赤外線撮影の再現取材をしていた三上先生から、今歴博を出ましたと連絡が入る。3時間半の取材後、新しいカメラで日記の再撮影をしてくださっていた。 早速、帰宅後に画像ファイルのリンクが届き、久しぶりに日記のページを写真越しに眺める。まっすぐに乱れない、冨五郎さんの美しい文字。カメラの性能が上がったことで、肉眼では読みづらかった文字が浮かび上がってきたように見える。 漏水で消えた文字の復元も、赤外線でできたらいいのに。

うさぎむし

うさぎむし

朝一番に動物園へ。入り口で人の多さにビビり、入園を諦める。この暑さで小さい子らにマスクをしろというのも酷な話。関東は昨日梅雨明け。青空に誘われるように出てくる人が増えた。しかたなく近くの地味な公園でバッタやあおむし、リスのオブジェを見て、動物園みたいなもんだね、とお茶を濁す。 帰宅してシャワーを浴び、庭で収穫した野菜の天ぷらとそうめんを急いで準備する。今日は輪切りにしたらほぼ腕輪みたいな巨大ゴーヤがとれた。 太陽にあたりすぎて、体に熱がたまっているのがわかる。頭も痛いからぐぐーっと寝る。 起きて原稿の準備と、しおりから送られてきた編集の細かいチェック。 土日になにもかも進めようと思っていたのに進んでない。 音声ガイドの初仕事が配信開始になっているのを発見。なんともうれしい。 開会式まであと5日。今日の東京の新規感染者数は1410人、選手村でも初めて1人陽性、オリンピック関係者が新たに15人感染。 昨日からウガンダの選手が行方不明になっているのも気になっている。オリンピックの代表候補に選ばれる選手でも生活が苦しく、難民として国外で生きていくしかないという厳しい現実。彼はいつからこのことを考えていたのだろう。こういうことって、オリンピックではたまに起こることなのか? 開催国で、コロナ禍だから耳に入ってきただけで。 世界でも類を見ないほど難民認定のハードルが高い日本で、VIPだけは最高のおもてなし、という現状にはやっぱり違和感がある。 ウガンダからやってきた彼はいまどこで何をしているのか。 編集者の友人と電話で話す。友人だからってわがままを言っている気がする。カルチャーショックをあおってコンテンツとして消費するのではなく、ひたすら異文化との境界のあわいをえがく本にしたい、と話す。 今日見た「動物」。うさぎみたいなあおむし。

わからないから言わないの?

わからないから言わないの?

昼休み、歩きながら反射的に写真を撮った。 撮りたかったのは、夏の雲。 彼は今日ほんとに広島へ行った。関東は今日梅雨が明けた。 朝一でkeememejのチラシが完成。昨夜日付が変わる頃に修正依頼をして、朝9時には入稿データをデザイナーの古庄さんがあげてくれた。 多くの人に映画が届くように、展覧会にチラシを置けるなら置いたほうがいいと提案してくれたのは一昨日だったか。19日午前着で届くように発注まで手配をしてくれて。まだ本編の時間が確定してないから、分数の表記はとってもらった。 退勤後、森岡さんと岡田さんと来週からの展覧会の打ち合わせ。 緊急事態宣言で心配だったけど、今週はコロナ前と同じくらいお客さんが来ているそう。 なぜ戦争ははじまったのか。 この問いを毎回ゲストに訊いてみたいと、森岡さん。 戦争の反対語は何かという話から、愛が何かわからないから言いたくないという岡田さんに、わからないから言わないの?もったいない。と森岡さん。 なぜ、戦争ははじまったのか。 はじめる人は、負けると思わないからはじめるのか?

アマゾンの迷路

アマゾンの迷路

人工授粉させたスイカの実を確認するのが朝の日課。全然大きくなっていないので失敗していると思われる。 ヤングコーンを収穫。皮ごと魚焼きグリルで焼いて食べる。おいしいけど、過食部分が少なくて割に合わない気がする。 トマトが採れすぎてこまる。冷蔵庫もトマトでパンパンなのに、苗にもはじけそうに赤いトマトがたくさんなっている。本当にはじけるから危ない。時限爆弾だ。トマト好きの友人にダンボール一箱分送る。 オリンピック開会式のクリエイティブチームが発表された。女性が圧倒的に少なくてびっくりした。女性蔑視や不平等さが何度も問題になったあとでこのバランスかあ。 最近オンラインショップの調子がいい。しかし梱包に時間かけすぎ。いつも5分で終わると思って始めて、少なくとも40分くらいかけてる。数件まとめてとはいえ、手際が悪い。テンポを上げたい気持ちと、丁寧な手作業時間を楽しみたい気持ち両方。 昼食、豚しゃぶ、小松菜ナムル、昨日の残り。 3歳と遊びタイム。最近、迷路の絵本にハマっているので紙にオリジナル迷路を描いてやる。「なんの迷路がいいですか?」と聞くと「アマゾンのめいろ」と言われる。彼は熱帯雨林のほうのアマゾンをまだ知らないので、多分巨大ECサイトのことを言っている。玄関にいっぱいあるもんな、Amazonの箱。スタートからゴールまでの間にダンボール箱がいっぱいある迷路を描いた。 一瞬寝ているうちに白いTシャツにマジックで二足歩行の猫の絵を描かれる。 夕方、あがってきたばかりのkeememejのチラシデザインを転送してもらう。想いが通じたようなデザインで、とっても素敵でぶち上がる。さっそく待ち受けにする。 会社を辞めた友人から、新しい場所で挑戦して幸せ、という連絡をもらう。 長い間愚痴を聞きながら会社を辞めることをずっと応援していたので嬉しい。 耐える努力より前向きな努力ができる場所にいてほしい。尊いことだけれどなかなか難しい。 ラジオの原稿を準備する。3曲のうち1曲はマーシャルの曲を流そうと思いつく。 夕食を作る。ポトフ、セロリ牛肉オイスター炒め、残り物。 寝かしつけ。電気を消した寝室で「クイズです。第1問、この鳴き声の動物は、なに? ニャ〜」と問題を出すと、「ママ」と即答される。正解。 ラジオを収録する。しゃべりすぎる。 22時からしおりとミーティング。議題が多い。予告編について、チラシデザインについて、本編について、英語字幕についてなどなどなど。2時間みっちり、ふたりとも頑張った。というかめちゃくちゃ人に恵まれている。こんなタイトなスケジュールなのにがっつり丁寧に関わってくれる人々。全方位、信頼できる幸せ。宝くじ何回も当たってるくらいの確率のチーム。 1時。明日朝から特番のミーティングだからもう寝ないと。 よく見ると顔にみえるヤングコーン。

ファイト!!

ファイト!!

昨夜みなみから予告編が届いた。16秒目からうるうるきて、26秒目から涙腺が決壊した。 同じ素材でも、編集次第で何度でも新しい気持ちを味わえる。すばらしい予告を見て、本編のギアをあげて編集する。 綱渡りのスケジュール。宣伝、デザイン、字幕訳。前回と同じメンバーで走ることができるしあわせをかみしめる。時間に余裕がないから気持ちにも余裕がなくなりがちだけど、はじめての道じゃない。その分、前回怠ったことを少しでも丁寧にできるようにしたい。 映像の書き出しとアップロードの合間に寝る。 朝、出勤前にギリギリ最新版の編集を送る。あわせて、みなみにギリギリ間に合わなかった未編集の申し送りをする。 昼休み、アーヤさんが投稿していたココナッツジュースの動画を見て、コーレーグースをいっぱい入れた沖縄そばが食べたくなる。 伊東屋で展覧会で使う透明の板を買い、沖縄のアンテナショップでフーチバーそばとジューシーおにぎりを食べる。 退勤後、ヘアカットへ。 パーマをかけませんか?と最初に声をかけられてから、かれこれ4年。スタイリストになるために修行を積んでいた人から、今月スタイリストになれたと連絡をもらった。1ヶ月前に切ったばかりだけれど、7月中のノルマがあるとのことで、お祝いも兼ねて切ってもらう。 帰宅すると、長崎の野母崎小学校5年生から、リモート授業のお礼メッセージが届いていた。 振り返りシート、ひとりひとりのメッセージ、先生からのお手紙、どれも宝物だ。 「本を作っているのでしおりを作りました。」 「ぼくは話を聞いて少し戦争のことを話したくなりました。」 「なにかお礼ができないか考えたら結果、かめのメッセージになりました。」 かめの裏には、甲羅の模様と小さな可愛い目がついている。フェルトの色を選び、針に糸を通し、ひと針ひと針塗ってくれた姿を想像する。 こんなにもあたたかく、力がみなぎる「ファイト!!」のエールに、ちゃんと応えられるように生きていきたい。 8/9、長崎の学校は登校日。 この日、平和学習の時間で学んだことを子供たちは発表する。5年生のみんなは本を作ることに決めたそう。低学年は自分で本を読むのが難しいだろうと、本の内容をやさしくした紙芝居もあわせて作るとか。 「8/9だけでなく、いつでも手もとにあれば読めるから」と考えて行き着いた本作り。完成したら、ぜひ本を読ませてもらいたいと返事を書こう。 みなみとしおりの日記がノートだったら、このしおりをつかってみなみの日記を読みたい。

寿司とマイクは好きな時に握る

寿司とマイクは好きな時に握る

朝、義母と協力してゴーヤを5本収穫する。わおわおとはしゃいでいる義母がかわいかった。こういうのも人生最良の瞬間のひとつなのだろうと思う。 ゴーヤと一緒にトマト、きゅうり、ナス、ししとう、オクラ、セクシー大根なども入れて、クール便で友人に送る。下半身みたいな大根ばっかりとれる。手紙に今日の日付と「もうすぐオリンピックですが、金メダルより輝くナスを送ります」と書く。 昨日から集中して作業しているkeememejの予告編の編集。編集しながらさらにどんどんこの作品のことが好きになっていく幸福な時間。本編の中にある言葉でも、短い動画に当てはめると印象的に立ち上がってくるものがあって新鮮だった。やっぱり音楽がいい。海がいい。人がいい。 昼食作り。ゴーヤの唐揚げ、にんじんはるさめスープ、トマト玉ねぎ炒め煮。トマトと玉ねぎとにんにくとひき肉にナンプラーと醤油と砂糖を入れて炒めたら、狙ってないのに完全にモスバーガーの味になった。「すごいこれ、モスバーガーじゃない?」「めっちゃモスバーガーだね」と言いながらご飯にかけて食べた。モスバーガー、ナンプラーつかってるんかな? 3歳と積み木、ブロックをする、ソファで跳ねる、今夜はブギー・バックを歌う。バナナ、チョコドーナツ、ロールケーキ、みかん、アイス、ファンタの中からおやつを選ぶ。今日はいちごアイスに決まった。 編集の続き。どうにか3分くらいまで縮める。でももう少し短いほうがいい。不思議とあまり悩まない。やるべきことが自然とわかる。頭の中でしおりと相談してるみたいな感じ。一手動かすごとに良くなっていく。 脳が腹ペコになったのでこっそりカップヌードルを食べながら夕食を作る。家族に食べてもらってすぐ編集の続き。まとまってきたのでしおりにシェアする。ものすごくいい感想をもらい、盛り上がる。 やらなければいけないものの優先順位を軽く5つくらい飛ばした原稿に取り掛かる。もっと他に早く世に出すものはあるけれど……気持ちもまだできていないけれど……でも水曜までにちょっとやってみてと言われたからやるしかない。書き始めるといい感じ。編集楽しいとか書くことが楽しいとか思えて今日も嬉しい。 寿司が食べたいな。という思いが頭の中でどんどん膨らんでいき、22時半に炊飯器のスイッチを入れる。冷蔵庫にサーモンのサクがある。23時半、酢飯をつくって握る。わさびあり。食欲のためもあるし、知るかおれは自由だ、ということを確認したいというのもある。無事、もうサーモンはいいや、というお腹になった。 アーヤさんから予告編の感想、というか気になったポイントが届く。さっきまで2人で浮かれていた気分を正しく冷ましてくれる内容であった。半分落ち込み、半分冷静。方向性は間違ってないはず。もっと良くなるということだ。これ以上もっとよくなるのか、ヤッター!すごい! 1時。いま坊やが寝言で「不要不要不要!(やめて)」と叫んだ。わたしも寝るか。胃もたれしてるけど。

朝の顔

朝の顔

琉球朝顔の花が22個咲いた。 一番咲くシーズンは11月ごろらしい。あと4ヶ月、毎朝花を数える生活がつづく。 いい朝のはじまり。 「今夜までに入稿しないと、展覧会初日にフリーペーパー配布が間に合いません」と岡田さんから督促メッセージが入る。 展覧会に来てくれた方に無料で配布するフリーペーパーへの寄稿記事。 考えていた構成でなかなか筆が進まず、思い切って新規作成の文書にゼロから書き始めた。 おとといくらい、タイトルはこれじゃないかと思うことばが浮かんだ。 マーシャル・カヌーの船底の名前に向かって書いてみる。 筆が止まっていた文章のかけらはほぼない原稿になった。つくづく、ことばは生き物だと思う。 ことばが揺れてつかめない時は、青葉市子の音楽に力を借りる。今日は2013年のアルバム『0』をリピート再生して無事入稿できた。 肋間神経痛が再発し、薬を飲んで痛みを抑える。このピキピキは五つの輪のせいだと思っている。 三週間前、我慢ならず病院へ行った。 診察中、医者に「心臓の音、聞かないんですか?」と聞いた。 「音を聞いてもね、痛みの原因はわかんないよ」と医者はおかしそうに言った。 医者は、聴診器を当てる代わりに、私の目をよく見て話を聞いていた。 「ストレスの原因、思い当たる節はある?」と聞かれて、「五つの輪」と言ってもよかったけれど、処方箋には関係ないから言わなかった。 今日から4度目の緊急事態宣言。たとえカヌー作りを禁じられ、航海することも禁じられようが、わたしは帆を揚げる準備をする。